依存症専門外来
当院は入院施設を持たない外来通院専門の依存症専門クリニックです。「依存症」は、日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、お酒や薬物の使用・ギャンブル・買い物などにのめり込み、それがやめられず、自分の力だけではもうどうにもならない状態を言います。依存症は正しく治療すれば回復することができます。外来通院での治療ですが、入院が必要な場合には専門病院と充分な連携があります。また阪東橋駅前の交通至便の地にあり、仕事帰りにも通えるよう夜間診療も火・水・木にやっており、夜間のみでも治療ができます。ご本人様だけでなく悩みを抱えるご家族への家族相談には特に力を入れています。
「依存症」は、代表的なアルコール依存症だけではなく、近年は様々な依存症が増えています。物質にはまっていくアルコール依存症、薬物依存症、ニコチン依存症。行動にはまっていくギャンブル依存症、(浪費・パチンコ)、窃盗癖、買い物依存症、性嗜好障害(性依存症)。人間関係にはまっていく恋愛依存症、暴力(DV)、ストーカーなどがあります。
当院は依存症専門の精神科クリニックです。安心してご相談ください。
アルコール依存症
反復的なアルコールの使用により飲酒をコントロールすることが困難になり、身体的症状や社会的に有害な結果が見込まれているにもかかわらず、自分でアルコールを止めることができない病気です。
薬物依存症
違法薬物(シンナー、覚醒剤、大麻、コカインなど)を止めたいと思うのに止めることができない。また「合法薬なら安全だ」と、市販薬や病院からの処方薬を乱用し、日常生活に支障がきたしていませんか?
ギャンブル依存症
診断名は「病的(びょうてき)賭博(とばく)」と呼びます。経済的・社会的・精神的な不都合(問題)が生ずるにもかかわらず、ギャンブル(パチンコ・スロット・競馬・競輪・競艇など)を止めることができない状態を言います。
買い物依存症
買い物をすると気分が高揚し、一時的に嫌なことが忘れられるので、繰り返し買い物をしているうちに欲しい物を買うのが目的でなく、買い物自体が目的になり、コントロールができなくなる状態を言います。
ネット依存
この症状にはいろいろな呼び方(ネット依存症、インターネット依存症、ゲーム依存症、携帯依存症など)があります。実世界では努力しないと成果は得られないのですが、架空のネット世界では容易に簡単に手に入るので、すぐにおぼれるようになります。
窃盗癖(クレプトマニア)
物を盗みたいという衝動・欲求を制御できず、コントロールできなくなる病気です。盗った物は個人的な用途や金儲けのために必要とされないことが多く、捨ててしまったり、隠したり、常に貯めておいたり、人にあげたりすることがあります。
性嗜好障害(性依存症)
性的な行為は、本来それ自体が問題になることはありません。しかし、痴漢・盗撮などの社会的に問題につながる行為をしたり、性交渉や風俗の利用回数が極端に多くなったりすると、性嗜好障害という病気の可能性があります。性的行動のコントロールが効かなくなる状態のことを言います。
ストーカー
ストーカー行為によって被害者は苦しみ、精神的苦痛を味わいます。しかし、ストーカー加害者も、さまざまな人間関係や自身の精神状態に悩み、善悪の判断や理解ができなくなっているばかりか、被害者にのめりこみ、日常生活に支障をきたしています。
DV
“ドメスティック バイオレンス” とは、家庭内の配偶者や、恋人など親密な関係にある、またはあったものから振るわれる暴力という意味です。身体的だけでなく、一方的な支配などの心理的暴力、経済的暴力、性的関係を強要する性的暴力も含まれます。