ギャンブル依存症とは?About Gambling addiction
診断名は「病的(びょうてき)賭博(とばく)」と呼びます。
経済的・社会的・精神的な不都合(問題)が生ずるにもかかわらず、ギャンブル(パチンコ・スロット・競馬・競輪・競艇など)を止めることができない状態を言います。
ギャンブルというプロセスにはまり、自分ではコントロールできない状態に陥り、消費者金融、サラ金、ヤミ金などからの借金、失職、家族不和、うつなどの弊害を伴うことが多くあります。
ギャンブル依存症には次のような特徴があります。
サラ金などから借金を繰り返しますので、ダイレクトメールや明細書・請求書などが多数出てきます。競馬は携帯電話で買えますので、携帯電話を手放さなくなったりします。ギャンブルの攻略本を読むようになり、朝からパチンコ店に出かけて開店前の列に並ぶようになります。
ギャンブル依存症 専門外来
当院は入院施設を持たない外来通院専門の精神科クリニックですが、もし入院が必要となる場合には、入院のできる専門病院との連携もスムースに行っております。精神科は一般には良く知られていませんが、それぞれの専門性があります。外科に心臓外科、脳外科と専門性があるように、脳外科に行って心臓の話もできますが、心臓の手術をする時には心臓外科が良いように思います。依存症を本格的に治療する時には専門性のあるところが良いでしょう。早いうち軽いうちに治療を開始すれば、それだけ早く回復します。外来診療のかかりやすさで早期発見・早期治療に努めたいと願っています。
(※女性医師の診察をご希望される患者様は、その旨をお知らせください。)
<診療の守秘義務について>
患者様のプライバシーを守りながら医師による診療を受けることができます。精神科に保険証を使って受診すると会社に知られるのではと心配される方がいます。これは心配無用です。医療従事者には守秘義務があり、職務上知りえた情報を他に漏らしてはならないとされています。医療機関から会社に連絡を取ることはなく、医療機関は会社からの問い合わせに対して本人の承諾を得た上でないと回答しません。また、保険業務を行う社会保険事務所や健康保険組合の職員に対しても守秘義務が適応されます。警察に対しても本人の同意がない場合はお答えしていません。
当院では患者様のご都合に合わせて治療方法を選択できるように、以下の6つの治療コースをご用意しております。主治医と相談してご自身に合った方法で治療を開始していただけます。
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一般外来コース
週に1~2回または月に数回の定期通院で診察・投薬を受けます。
必要な治療プログラムに参加することもできます。参加する治療プログラムは主治医と相談して決めていただけます。 -
ビジネスマンコース
毎週火・水・木曜日の夕方18:30までに来院して頂ければ夜間診療を、土曜日にも診療を行っています。
この時間に合わせて治療プログラムを実施しております。
お仕事帰りや休日にお立ち寄りいただき、診察とプログラム参加をいっしょにご利用いただけます。ビジネスマンの方が仕事帰りに治療できるコースです。 -
デイケアコース
ギャンブルをしない生活リズムを習慣づけるために、月曜日~土曜日まで毎日または、利用日を決めて、朝9:00~午後15:00までをデイケアで過ごすことができます。デイケアご利用中に必要な診察と治療プログラムを受けていただけます。昼食のご提供もしております。
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ご家族向けコース
患者様ご本人への対応にお困りのご家族のための治療コースです。ご家族の方の診察はもちろんのこと、患者様に関する相談をお受けしております。
家族相談・家族教室の治療プログラムも各種ご用意しております。 -
リワークコース
病気が原因でお仕事を休職中の方を対象としております。病気を回復し、復職に向けてリハビリ準備をするためのプログラムをご用意しております。
また、職場の方との連絡・相談にも対応させていただいております。 -
就労支援コース
病気が原因で現在失職中の方や、リワークコースで復職できなかった方を対象としております。病気を回復し、就活して再就職できるまで支援するためのプログラムをご用意しております。
また、ハローワークや関係者との連絡・相談にも対応させていただいております。