薬物依存症 治療プログラムDrug addiction treatment program
ビジネスマン向け 集団精神療法プログラム
- 毎週 水曜日 18:50~20:30
- 毎週 土曜日 13:35~15:05
「ビジネスマン向け集団精神療法プログラム」とは、仕事と治療の両立プログラムのことです。仕事をお持ちの患者様向けの治療プログラムで、火、水、木の夜間、及び土曜日の午後の通院で薬物依存症治療を受けられます。
主にビジネスマンの方が夜間に集まる集団精神療法で仕事と両立して、夕方から断薬治療を受けることができます。土曜日は午後に行っております。このプログラムのために来院された際に同時に診察、投薬も受けられます。
各種教育プログラム
薬物依存症の教育プログラムとして、以下の各種集団精神療法を行っています。
再使用防止プログラム
毎週 月・木曜日 10:00~11:10
認知行動療法に基づいた講義形式で、自身の薬物問題を認識し、使用欲求やストレスに対処するための行動について考えます。合わせて断薬を継続するために必要な事柄について学びます。
ビギナー教育プログラム
毎週 水曜日 10:00~11:10
通院、自助グループを中心に、断薬を始めるにあたって必要とされる基礎知識(依存症という病気、身体への影響、治療の必要性など)を学びます。
集団認知行動療法プログラム
毎週 土曜日 13:35~15:05
アルコール・薬物対象のプログラムです。NIAAA(米国立アルコール症研究所)で行われていた認知行動療法を当院の実状に合わせて改良したものです。アルコールや薬物をやめるために必要な考え方と行動について学びます。
SSTプログラム
毎週 木曜日 10:20~11:50
依存症の方が直面する日常生活上の課題について適切な対処方法を考えて練習します。病気の再発防止や直面する問題への対処に役立て、生活の質(QOL)の向上を目指します。
アンガ-マネジメントプログラム
毎週 火曜日 10:20~11:50
対人関係におけるイライラや怒りの気持ちの制御方法について学びます。これらの気持ちを放置して蓄積させると飲酒欲求につながりやすいです。気持ちを上手に解消することを目指します。
アサーション
毎週 火曜日 13:35~15:05
アサーションとは、「さわやかな自己表現」とも呼ばれるものです。全6回のプログラムを通じて、自分も相手も大切にしたコミュニケーションスキルの獲得を目指します。
内観療法
毎週 木曜日 13:30~14:30
自分の身近な人(親、兄弟、配偶者、子など)に対しての今までの関わりを繰り返し思い出すことによって、自分や他者への理解・信頼を深め、自己の存在価値・責任を自覚し、社会生活の改善につなげていく心理療法(日常内観療法)です。
条件反射制御法
毎週 第1・3・5 水曜日 13:35~15:05
やめなければいけないと分かっていても、過去にやっていたような状況が揃うと、欲求が高まり行動に移してしまいます。条件反射制御法とはやりたくなるという欲求を抑えるプログラムです。
尿検査
- ご本人の同意のもとに、週3回以内で行っています。
警察での検査と違い、ご本人の尿かどうかを証明する写真を撮らないので、プラス反応が出ても、刑事事件の証拠にはなりません。 ご本人とご家族の希望があれば検査します。ご本人の再使用防止になり、早く見つければ止めるチャンスもめぐってきます。ご家族も安心できます。裁判所には薬を使用していないことの証明書にも出せます。
デイケア
薬物中心ではない規則正しい生活を取り戻し、薬物依存症からの回復を目指す環境が2種類あります。
- 【デイ大石】
- 各種教育プログラム(集団精神療法のミーティング)、ウォーキング、スポーツ、社会復帰に向けたプログラム(農園、公園清掃、SST=社会技能訓練など)を行っています。
- 【デイオーエム】
- 畳の部屋で手足を伸ばして、のんびりしたり、おいしい昼食を皆で作って食べたり…飲まない仲間と、ゆったり過ごしていただけます。ゲートボール、習字、作品展への作品作り、お菓子つくり、ガーデニングなども行っています。