就労支援
依存症をはじめ精神疾患をもつ方の中には、病気や障害が原因で職を失った方も多いため当院では患者様の病気治療に留まらず、回復後の就労・就労定着までをサポートすることを目標としています。
就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型の3種類を、当院併設の専用施設「わくわくワーク大石」にて行っております。
詳しくは、http://wakuwaku-ohishi.co.jp を参照ください。
就労移行支援
就労移行支援は、現在失職中で、就労を希望され、かつ一般企業に就労されることが可能と判断された65歳未満の方が対象です。就労に必要な職業訓練、求職活動の相談、面接訓練、SST、資格取得のサポート、ご本人の希望がある時は、就労後の職場への定着支援等を行います。
就労継続支援A型
就労継続支援A型は,企業等に就労した経験はあるが現在は失業しており、一般の企業に就労するのにやや不安を持たれている65歳未満の方が対象です。一般就労と異なり、障害者として保護的な環境で就労でき、労働基準法に基づいた賃金が支給されます。また、一般就労に必要な知識、能力が高まった方について、一般就労への移行に向けた支援を実施します。
就労継続支援B型
就労継続支援B型は,一般就労やA型の保護就労に強い不安を持たれていたり、長期間、就労経験が無く、就労を目指すにあたり、まず第一歩を踏み出したいという人に用意された訓練です。労働基準法に基づく賃金は支給されませんが、能力に応じて工賃が支給されます。一般就労に必要な知識、能力が高まった方は、一般就労等への移行に向けた支援を実施します。
就労に必要な職業訓練として、次のようなことを行っております。
就労に必要な職業訓練として、次のようなことを行っております。
- ① タイムカード(日常生活リズム)
- ② 食事作り(対話)
- ③ 公園清掃訓練
- ④ ビル建物内清掃訓練
- ⑤ 介護補助訓練
- ⑥ 配食弁当
- ⑦ 公園管理訓練
- ⑧ 一般就労体験
求職活動に必要な支援の内容
求職活動に必要な支援として,次のようなことを行っております。
- ① 履歴書作成、面接の訓練、SST
- ② 就職情報の提供、相談
- ③ マッチングのチェック
- ④ 面接の同伴
職場適応援助者(ジョブコーチ)支援
ご本人に希望がある場合には、就労後の職場への定着支援として,職場適応援助者(第1号ジョブコーチ)が、次のような支援等を行っております。必要なら職場に赴き、職場との調整をします。障害者を雇用する場合(ご本人が障害者であることを会社へ伝えている場合)、現在では多くの会社でこのジョブコーチを採用の条件にすることが一般的になりました。
- ① 働くご本人が仕事に適応するための支援
- ② 事業主様に対しての助言、提案
- ③ ご家族に対して、ご本人の職業生活を支えるための支援
- ④ 主治医との定期連絡
付属施設
当院では付属の訓練施設として、高齢者デイケア、ヘルパーステーション、清掃会社、人材派遣会社、職業紹介会社等があります。