集中治療プログラム
裁判に向けて、初診以降ご本人様には集中治療プログラムとして、なるべく毎日多くの診察やプログラムに参加するように提案しています。その際にご本人様が取り組める内容として、以下のものがあります。
更正計画書の作成
初診からの期間どのような治療をしてきたか、そこから何を学んだかを報告し、今後再犯をしないためにどのような治療を受け、自己努力していくかを宣誓する書類を作成します。
尿検査
通院期間中に違法薬物を使用していないことを証明する。
集中内観療法
(身近な人に)「してもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」の3つの質問について内観する精神修養。1週間通いで行う。
個別精神療法
医師との一対一での診察。
集団精神療法
依存対象を断ち続けるために同じ疾患を抱えた仲間たちで集まり、お互いに自分の治療状況を報告したり、現在の悩みを打ち明けたりする。
集団認知行動療法
認知行動療法に基づくオリジナルの集団治療プログラム。
読書療法
疾患に関する書籍を読み、知識を深める。
条件反射制御法
欲求の起こらない新しい条件反射を身につけ依存対象へ向かう条件反射を弱める。
裁判傍聴
実際の裁判を見学する。
就労移行訓練
就労を目指した訓練制度。就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型の3種類を、当院併設の専用施設「わくわくワーク大石」にて行っております。(詳しくは、わくわくワーク大石のホームページを参照ください。)
●各プログラム参加費用は保険3割負担で1,270円程度です。医療費軽減制度を利用すれば適用後は1割負担500円程度に費用が軽減されます(ただし、診断書発行料として3,000円かかります)。