執行猶予期間経過後、犯行までの期間(別表-2)
検察官は、平成23年4月1日から平成26年3月31日までの3年間に東京地方裁判所本庁で第一審判決の言渡しがあった覚せい剤取締法違反事件のうち、同法違反による懲役前科1犯を有し、その前科の裁判で執行猶予付の懲役刑に処せられながら、執行猶予期間満了後再犯に至るまでの期間(以下「再犯期間」という)が3年以内の事案を調査したところ、103件が該当し、うち執行猶予が付されたものは2件である(別表1)。また再犯期間が3年を超え5年以内の場合には、38件該当のうち、執行猶予が付されたものは6件であるとする(別表2)。
別表-2
- 番号
- 判決年月日
- 確定年月日
- 判決(主刑のみ)
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間 - 情状
(執行猶予事案についてのみ記載)
- 番号:1
- 判決年月日:H23.12.○
- 確定年月日:H23.12.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 1月間 - 情状(執行猶予事案についてのみ記載):-
- 番号:2
- 判決年月日:H25.8.○
- 確定年月日:H25.8.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 1月間 - 情状:-
- 番号:3
- 判決年月日:H24.8.○
- 確定年月日:H24.8.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 2月間 - 情状:-
- 番号:4
- 判決年月日:H24.12.○
- 確定年月日:H25.2.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 2月間 - 情状:-
- 番号:5
- 判決年月日:H23.6.○
- 確定年月日:H23.6.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 3月間 - 情状:-
- 番号:6
- 判決年月日:H25.3.○
- 確定年月日:H25.4.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 3月間 - 情状:-
- 番号:7
- 判決年月日:H24.2.○
- 確定年月日:H24.3.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 4月間 - 情状:-
- 番号:8
- 判決年月日:H24.12.○
- 確定年月日:H25.1.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 4月間 - 情状:-
- 番号:9
- 判決年月日:H25.11.○
- 確定年月日:H25.12.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年2月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 4月間 - 情状:-
- 番号:10
- 判決年月日:H25.1.○
- 確定年月日:H25.1.○
- 判決(主刑のみ):懲役2年
執行猶予4年間
付保護観察 - 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 5月間 - 情状:・覚せい剤自己使用の事案。
・前刑執行猶予期間満了後3年余りで覚せい剤使用を再開。
・被告人の兄が今後被告人と同居し、同じ職場で働くことにより更生を支援することを誓約。
- 番号:11
- 判決年月日:H25.5.○
- 確定年月日:H25.9.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 5月間 - 情状:-
- 番号:12
- 判決年月日:H25.8.○
- 確定年月日:H25.8.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 5月間 - 情状:-
- 番号:13
- 判決年月日:H23.7.○
- 確定年月日:H23.8.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 6月 - 情状:-
- 番号:14
- 判決年月日:H24.2.○
- 確定年月日:H24.6.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 6月間 - 情状:-
- 番号:15
- 判決年月日:H24.10.○
- 確定年月日:H24.10.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 6月間 - 情状:-
- 番号:16
- 判決年月日:H23.12.○
- 確定年月日:H23.12.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 7月間 - 情状:-
- 番号:17
- 判決年月日:H24.9.○
- 確定年月日:H24.9.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 7月間 - 情状:-
- 番号:18
- 判決年月日:H25.9.○
- 確定年月日:H25.12.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 7月間 - 情状:-
- 番号:19
- 判決年月日:H23.10.○
- 確定年月日:H23.10.○
- 判決(主刑のみ):懲役2年
執行猶予5年間
付保護観察 - 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 8月間 - 情状:・覚せい剤自己使用の事案。
・前刑判決後、本件までの間、覚せい剤を絶っていたと認められる。
・高齢になりつつある実母及び障害のある幼い娘を経済的に支えていくべき立場にある。
- 番号:20
- 判決年月日:H24.1.○
- 確定年月日:H24.2.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 8月間 - 情状:-
- 番号:21
- 判決年月日:H25.1.○
- 確定年月日:H25.1.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 8月間 - 情状:-
- 番号:22
- 判決年月日:H23.7.○
- 確定年月日:H23.7.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 9月間 - 情状:-
- 番号:23
- 判決年月日:H24.6.○
- 確定年月日:H24.7.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 9月間 - 情状:-
- 番号:24
- 判決年月日:H24.11.○
- 確定年月日:H24.11.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 9月間 - 情状:-
- 番号:25
- 判決年月日:H23.7.○
- 確定年月日:H23.7.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 11月間 - 情状:-
- 番号:26
- 判決年月日:H23.12.○
- 確定年月日:H23.12.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 11月間 - 情状:-
- 番号:27
- 判決年月日:H24.9.○
- 確定年月日:H24.9.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:3年 11月間 - 情状:-
- 番号:28
- 判決年月日:H25.3.○
- 確定年月日:H25.3.○
- 判決(主刑のみ):懲役2年
執行猶予4年間 - 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年間 - 情状:・覚せい剤自己使用の事案。
・前刑判決後に密売人と知り合い覚せい剤を入手していたことがうかがわれ、親和的である。
・友人らが更生に協力する意思を表明。
- 番号:29
- 判決年月日:H25.5.○
- 確定年月日:H25.6.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年2月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年間 - 情状:-
- 番号:30
- 判決年月日:H25.2.○
- 確定年月日:H25.3.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 3月間 - 情状:-
- 番号:31
- 判決年月日:H23.10.○
- 確定年月日:H23.11.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 4月間 - 情状:-
- 番号:32
- 判決年月日:H23.7.○
- 確定年月日:H23.8.○
- 判決(主刑のみ):懲役2年
執行猶予5年間
付保護観察 - 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 6月間 - 情状:・覚せい剤自己使用の事案。
・前刑判決以後8年間近く、覚せい剤を絶っていた。
・知的障害のある子を含む4人の子を養育。
・妻、親族及び職場の同僚が更生に協力する意思を表明。
- 番号:33
- 判決年月日:H24.7.○
- 確定年月日:H24.11.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年8月
(控訴審破棄自判)
懲役1年6月 - 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 6月間 - 情状:-
- 番号:34
- 判決年月日:H25.9.○
- 確定年月日:H26.5.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年4月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 6月間 - 情状:-
- 番号:35
- 判決年月日:H25.3.○
- 確定年月日:H25.3.○
- 判決(主刑のみ):懲役2年
執行猶予4年間 - 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 8月間 - 情状:・覚せい剤自己使用及び覚せい剤所持の事案。
・週に1度程度の頻度で覚せい剤を入手していたことがうかがわれ、親和性、依存性は明らか。
・勤務先の上司が今後被告人を寮に住まわせ、薬物離脱回復施設に通わせるなどして監督する旨誓約。
- 番号:36
- 判決年月日:H26.2.○
- 確定年月日:H26.2.○
- 判決(主刑のみ):懲役2年
執行猶予4年間
付保護観察 - 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 8月間 - 情状:・覚せい剤自己使用の事案。
・本件の約1か月前に覚せい剤使用を再開し、短期間に多数回使用。
・妻が監督を誓約。
・養育を要する娘が2人いる。
- 番号:37
- 判決年月日:H23.10.○
- 確定年月日:H23.10.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年6月
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 11月間 - 情状:-
- 番号:38
- 判決年月日:H23.12.○
- 確定年月日:H24.3.○
- 判決(主刑のみ):懲役1年
- 執行猶予期間経過後
犯行までの期間:4年 11月間 - 情状:-